おおさかシネマフェスティバル③  「パターソン」

なにせ今回は、チケット販売開始後、1時間半で完売したとのこと。

しかも、大盛況で終わり、みなさんの満足度も高く、

終了してからの事務局の興奮度も半端じゃあなかったですね(笑)。

 

打ち上げパーティの話題を少しばかり。

菅田さんと蒼井優さんは、お忙しいのか、直ぐにお帰りになられたのですが、

まず、司会の浜村淳さんと簫秀華さんに古い映画の話なぞをさせて頂きました。

桐谷健太さんとは、

東京から来た姪と

(表彰式では登壇して桐谷さんに花束贈呈)

お話させていただきました。

「ビジランテ」や「彼らが本気で編むときは、」

「火花」、見事に役を使い分けていらっしゃたことなどを・・・・・・。

石橋静香さんとは、「映画夜空はいつでも最高密度の青空だ」のお話と、

弟が、この作品が好きだということなどを・・・・・・・。

というより、ホント、近くで見ると、お美しい。

23歳ということですが、

”映画の中より、お美しい”と、失礼なことを述べたのですが、

”うれしい”と返していただいて、恐縮してしまいました。

白石和彌監督とは、「凶悪」「日本で一番悪い奴ら」のお話、

そして、次回作「孤狼の血」のことなどを・・・・・。

北村匠海さんとも、もちろん、「君の膵臓をたべたい」のお話を。見た目は、

静かな印象を受けました。(桐谷さんと対称的でした。)

残念ながら、写真撮影は禁止だったのですが、知り合いの新聞社の方が

200枚近くとって頂きました。ただ、これも肖像権の問題で、

このブログには掲載できないのですが、来られた方々にはお送りいたしますので、

楽しみにお待ちください(笑)。

とにかく、お世話になった方々や家族親戚を巻き込んでのイベント。

無事に大成功?で、終了いたしました。

関係者の方々には厚く御礼申し上げます。ありがとうございました。

来年もやるかって?いやあ、ほんと大変でしたから、しばらく

考えさせてください(笑)。

では、来年まで・・・・・ありがとうございました。

 

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米国アカデミー賞も発表になりました。作品賞、

「シェイプ・オブ・ウォーター」、明日、観に行こうかなと思います。

 

シネフェスも終わり、

また、ぼちぼちと、映画を楽しませて頂こうと思います。

まず、先週は見逃していた「パターソン」を DVDで。

 

「パターソン」

 

ニュージャージー州パターソン市に住むパターソンは詩を詠むバス運転手。

愛犬を散歩させ、車窓から街の風景を眺め、仕事帰りに

一杯のビールを飲むのが日課だ。

妻ローラがカップケーキを焼いて市場で売った日、

いつもと変わらぬ月曜から日曜に小さな変調が起きる。(キネマ旬報からの抜粋)

詩的ないい作品なのですが、映画館で

観るべき作品なんでしょうねえ。

 

おおさかシネマフェスティバル②「彼女がその名を知らない鳥たち」

桐谷健太さんは、当然、男前だし、話が面白い。

菅田将暉さんは、華がある。なにせ、

登場した時は、後ろから、うなりに似たものが。

 

花束贈呈し、握手させて頂いた、

蒼井優さんは、本当に可愛い人でした。

 

田中麗奈さんは、妖艶な美しさで、女性の方々も

ためいきをつかれていました。

ユースケ・サンタマリアさんは、浜村さんとの

掛け合いが場内を沸かしたのですが、

舞台の袖で、次の蒼井優さんに

渡す役で待機していたワタクシ。

お二人の話が、長い長い。

おかげで、かいたことのない手汗がべったり。

皆さん、蒼井優さんの手が腐るとか、言ってたらしいですが、なんか、それに近いことが

起こりそうでした(笑)。

北村匠海さんは、正統派の男前。

石橋静河さんは、もちろんワタクシだけじゃなく、男性の方々、絶賛。

本当に、お綺麗!

浜辺美波ちゃんの方が良かったのにと、言っていた、ワタクシ、

大変、失礼いたしました。

ただ、ワタクシ、最前列の中央寄り。

静河嬢が椅子に座られた位置が、

スカートのなかの足が、丸見え状態。

ずっと、目のやり場に困っており、恥ずかしかったです(笑)。

では、次回は、番外編 ”打ち上げパーティ”の様子です。

 

日本映画作品賞、主演女優賞、監督賞 受賞記念上映作品

「彼女がその名を知らない鳥たち」

2回目と言う事もあり、伏線がよくわかり、

前回より、1点増し(笑)。  81点

 

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おおさかシネマフェスティバル① 「ハローグッバイ」

おかげさまで、大盛況! 

ありがとうございました。

本当に異様なほどの盛り上がりのうちに、無事終了いたしました。

やはり、表彰者全員が、出席して頂いたのが、大きかったのではないでしょうか。

特に、今、人気絶頂の菅田将暉さんが、

欠席の予定が突如のサプライズ登場。

事務局からは、事前に聞いていましたが、

”植木さん、菅田さんに、突然、出て頂いて、客席を沸かせたいので、黙っていて下さいね。”

と言われていたのですが、言いたくて、言いたくて(笑)。

だから、発表されて、出るや否や、それは、それは凄まじい歓声というか、女性陣の悲鳴。

ホールの中が異様な雰囲気になりました。(会場内もほとんど女性)

今回は、私の趣味を超えて(私といたしましては、俳優陣には興味なく、監督や脚本家の作家性が

好きなのですが・・・・・・・うそつけ!(笑))

お世話になった方々を多数、ご招待させて頂いたのですが、

当日、終了してからも、

翌日も、メールや電話で感激の嵐。

確かに、今回は(私の口から言うのもなんですが)値打ちもんでした。

事務局の方も大喜び。

本当にありがとうございました。

浜村淳さんの軽妙洒脱な司会。

そして、御年83歳とも思えぬ お元気な司会ぶり(本当に ぼけているのではないかのような(笑))。

翌朝のテレビや新聞にも取り上げられていました。

楽しかったです。

では、次回も、この続きを!

 

 

記念上映作品 新人監督賞 音楽賞

「ハローグッバイ」

「ディア―ディア―」の菊地健雄監督が、思春期の少女たちの

揺れ動く思いを掬い取った青春ドラマ。

万引きを繰り返す優等生の葵と、妊娠したのではと一人悩むはづき。

クラスの中で交わることのなかった二人が、

認知症のおばあさんを手助けすることになり・・・・・・・・・。(キネマ旬報からの抜粋)

上映会場でも、涙を流されている方がかなり

いらっしゃいました。

今、流行りの青春映画とは、一線を引いている様な、

良心作でした。

ただ、もうひとつストーリーに新鮮さがないような。

でも、ラストは見事な終わり方でした。  77点

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LOGAN/ローガン

「LOGAN/ローガン」

「X-MEN」シリーズに登場するウルヴァリン(別名ローガン)を

主役にしたスピンオフ第3弾。

ミュータントが絶滅の危機に瀕しローガンも

治癒能力を失いつつある中、

チャールズ・エグゼビアからミュータント唯一の希望である

少女ローラを守るよう託される。(キネマ旬報からの抜粋)

娯楽性と作家性の良く交わった作品だと思いました。

だから、面白いけど、テーマが重い。

ロードムービーなんだけど、

いたるところに、西部劇がちりばめられている様な(特にシェーン)、

また、サイボーグ009を見ている様なシーンも。

それに、

今のアメリカ社会も映しているし、

息をのむ場面も多いです。ラストの

お墓もそして、ジョニー・キャッシュのエンド曲も意味深でしたね。

 

いよいよ、今週の日曜日は

おおさかシネマフェスティバル。

ご招待させて頂いた皆様、

お楽しみくださいませ!

 

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関ヶ原

 

「関ヶ原」

司馬遼太郎の同名小説を「日本のいちばん長い日」の原田眞人が映画化。

1600年、戦国史上最大の天下分け目の決戦”関ヶ原の戦い”。

有利と言われた西軍を率いる石田三成は、なぜ徳川家康に負けたのか?

そして、忍び・初芽との許されない恋の行方は・・・・・・・・。(キネマ旬報からの抜粋)

この作品の監督さんは良質な作品も多いのですが、

今回は、おおざっぱな印象です。

音楽と合戦シーンは良かったのですが、

原作というか、歴史を良く解っていないと、わかりにくく、

また、早口でしゃべる演技をしているせいなのか、

展開がのみこみにくい。

だれでも、知っているだろうという、演出なのでしょうか。

 

冬季オリンピック、羽生選手、大したもんというか、すごいですね。

それで

聖地になった神社、弓弦羽神社。

小中高と、神戸市の阪急御影駅の

近くに住んでいました。

だから、弟のお宮参りとか、七五三参りで、

よく近所の弓弦羽神社には行っていました。

野球の試合に行く時も しょっちゅう、通り抜けていました。(笑)

なつかしいです。

 

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彼女の人生は間違いじゃない

 

「彼女の人生は間違いじゃない」

「PとJK」の廣木隆一監督が、震災から5年後の故郷・福島を舞台にした自身の処女小説を映画化。

仮設住宅で 父と暮らすみゆきは、市役所勤務の傍ら、週末になると高速バスで

上京し 渋谷でデリヘルのアルバイトをしていた。

行き場のない彼女が見た光とは・・・・・・・・・。(キネマ旬報からの抜粋)

私も、阪神大震災の経験者だし、テーマは良く解るけど、

この女性が、何で、デリヘル嬢になるのか、

もひとつ共感できない。

脱ぎっぷりは良かったので、目の保養にはなりましたが(笑)

高良健吾の方は納得でき、良く解るのですが。

 

平昌オリンピック、真っ最中ですね。

今日の朝日新聞の”天声人語”に 載っていたのですが、

現地では、やたらと、小樽に行きたいという人が多いらしいです。

その訳は、1995年に上映された映画「Love Letter」の影響らしいです。

”冬のソナタ”が日本でブームを起こした様に、

岩井俊二監督、中山美穂主演で、小樽と神戸を舞台にした この映画。

日本より、韓国の方が

観客動員数が多かったそうです。

確かに、心に沁みわたる素晴らしい作品でした。

お薦めです。

 

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スリー・ビルボード

 

「スリー・ビルボード」

第75回ゴールデン・グローブ賞作品賞を受賞したサスペンス。

7ヶ月前に何者かに娘を殺されたミルドレッド。

一向に捜査が進展しない中、業を煮やした彼女は 寂れた道路の3枚の広告看板に 

警察への批判メッセージを

設置するが、

事態は予想外の方向に向かっていく。(キネマ旬報からの抜粋)

素晴らしいの一言!

早くも、今年度 №1(笑)  83点

特に、演出、脚本、音楽。

悪人ばかりでもないし、善人ばかりでもない。

(もちろん、アメリカばかりじゃないけど)この国は、いろんな問題を含んでいる。

黒人以上ではないかというぐらいの、白人間の差別(LGBTを含めても)。 チキチータがまさか(笑)

監督は、舞台や劇作家として有名な人らしいけど、ユーモアも入れながら、

見事な社会派ドラマを、作ったと思います。

確かに、鹿も害獣。そして、ミズーリ州とは、どんなところか、

勉強させて頂きました。

そして、ラストシーンも感動モノです。

ばらしてしまいますが(ゴメンナサイ)、

行く先は、イラク。

少女を、輪姦し、その一家、5人を皆殺しにした米兵たちのところです。

必見です。

 

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火花

 

「火花」

又吉直樹による同名小説を、板尾創路のメガホンで映画化。

まったく芽が出ない芸人・徳永は営業先で、

天才的な漫才を披露する先輩芸人・神谷に魅了され、弟子入りする。

人間味にあふれる神谷に惹かれていく徳永だが、

次第に意識の違いが生まれて来て・・・・・・・・。(キネマ旬報からの抜粋)

うーん、79点(笑)

良作だとは思います。

でも、それ以上は・・・・・・。

主役2人の熱演で、

ある意味、最後まで魅せつけてもらいました。

ラストも、あれで正解だと思います。

ただ、もひとつ内輪話から、抜け出ていない様な・・・・・・・、

新鮮味が、もすこし欲しかったかなとも思いました。

 

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彼らが本気で編むときは、

「彼らが本気で編むときは、」

「めがね」の荻上直子監督が5年ぶりに撮り上げた人間ドラマ。

母親に育児放棄された11歳のトモは

叔父マキオを訪ね、

トランスジェンターのリンコと出会う。

母よりも自分に愛情を注いでくれるリンコの存在に

戸惑いながらも、三人での奇妙な共同生活が

始まる。(キネマ旬報からの抜粋)

生田斗真は確かにうまかった。

桐谷健太も「ビジランテ」とは全く違う演技で感心しました。さすがです。

柿原りんかちゃんも、文句なし。

でも、この手の作品は好き嫌いはあると思うし、

僕自身も苦手な方。

ただ、家で観ていたので、途中から

ビールを飲みだしてからの鑑賞(笑)。

それが影響したとは思えませんが、

後半は、ぐっと面白くなりました。

親子関係がこじれた、こういう作品は昔から

あったと思うのですが、

叔父の彼女が

そういう事情というのが、今の時代ですよね。

 

昨日、天王寺のシェラトン都ホテル大阪で、

生命保険会社の異業種交流会がありました。その前の

講演会で中谷彰宏さんがお話をされました。

中谷さんと言えば

自己啓発ものの教本のはしりというか、

一時、ブームをつくったおひとり。

懇親会では少しばかりお話させて頂きました。

 

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デトロイト

 

「デトロイト」

「ゼロ・ダーク・サーティ」のキャスリン・ビグローが、1967年暴動発生時の

デトロイトで実際に起きた事件を映画化。

暴動発生から2日目の夜、銃声の通報があったモーテルに警察が乗り込む。

何人かの警察が捜査手段を無視し、宿泊客に不当な尋問を始める。(キネマ旬報からの抜粋)

淡々とドキュメンタリー風に進んでいき、

弱冠、長いかなとも思っていたのが、

ラストシーンで、爆発しました。

大感動モノのラスト。涙を禁じえませんでした。   81点

演出、俳優陣の熱演もさることながら、

音楽も実に効果的に使われ、

ソウルからゴスペルに・・・・・・・・・。

気楽なラブソングなぞ歌ってられるか、・・・・・

同感です(笑)。

「ハート・ロッカー」の女性監督なのですが、実に骨太な作品。

(ジェームズ・キャメロン監督の元妻らしいですが、女性初のアカデミー賞監督さん。)

いろいろ考えさせられました。

差別って、何?

間違った正義感ほど、怖いものはない。自分自身に置き換えると・・・・・どうだろう。

トランプ大統領で(レイシズム)、世界は逆行しているともいわれます。

差別ってなくなるのでしょうか?

古くから、女性、黒人、(有色人種)・・・・・・・・

そして、ホロコースト(ユダヤ人)。

第2次世界大戦中、日本がアメリカを倒せば、白人たちの弾圧に苦しんでいた黒人を

同じ有色人種として、自分たちを

解放してくれるんじゃあないかと思うぐらいだったそうです。

同じテーマの

「ドウ・ザ・ライト・シング」以来の衝撃でした。

 

”おおさかシネマフェスティバル”

表彰者、発表されました!

3月4日日曜日、楽しみです。

 

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