続姿三四郎

「続姿三四郎」

黒澤明作品。

1945年  昭和20年

藤田進  大河内伝次郎  月形龍之介などの出演。

1942年の「姿三四郎」の続篇。

黒澤自身、2作目の作品です。

1作目が好評だったので、

無理やり、会社や国が戦意高揚映画として

作らされた感じがします。

黒澤作品  遅まきながら、やっと全制覇です(笑)。

 

新型コロナウィルス、

いつまで続くのでしょうか?

とうとう、オリンピックまで

延期になりました。

大相撲春場所も無観客で行われ、

プロ野球も、いつ始まるかわからない状況。

週に、2.3回あった行事やお付き合い、旅行、ゴルフも全部、中止。

嫁からも、バー、スナック禁止命令(笑)。

映画館は、良いみたいなんだけど、

もうしばらく自粛します(笑)。

冗談は、ともかく

これ以上拡大し、欧州みたいなことになれば、

本当に大変なことになりますよね。

致死率が低いから、大丈夫と思っていましたが、

この状態を超えると、

経済に大影響が出そうです。

早く終息することを、願うばかりです。

 

 

 

 

 

 

凪待ち

「凪待ち」

香取慎吾主演、白石和彌監督で贈るヒューマン・サスペンス。

仕事もせずに日々を無為に過ごしていた木野本郁男は、ギャンブルから足を洗い、

恋人・亜弓の故郷である石巻で

人生をやり直すことを決意。

だが、不幸がたび重なり、郁男は次第に

自暴自棄になっていく。(キネマ旬報からの抜粋)

またまた、

残念! 

 おおさかシネマフェスティバルで、恒松祐里さんと、お会いしたかったです。

可愛い(笑)。

この映画も

見応えのある作品でした。

白石監督とは、去年も一昨年も

お話しさせていただきました。

今、乗りに乗ってる監督さんの 

おひとりですね。

面白く、拝見しました。

西田尚美さんも、リリー・フランキーさんも

相変わらず、達者な演技で、魅せていました。

 

朝ドラ”スカーレット”、

この展開、30年以上前の、わが家族でした。

 

近々、引っ越しします。

我が生涯、14回目のお引越し?

今度こそ、最後にしたいです(笑)。

 

 

 

 

 

 

おいしい家族

「おいしい家族」

作家としても活躍する ふくだももこが、自身の短篇監督作「父の結婚」を

原作に長篇化したドラマ。

夫と別居中のキャリアウーマン、橙花は仕事もうまくいかず

都会の生活に疲れ気味。

母の三回忌を迎え、故郷の離島へ帰った橙花が見たのは、

亡き母の服を着ている

父の姿だった。(キネマ旬報からの抜粋)

かえすがえす残念!

おおさかシネマフェスティバル。  (しつこい!(笑))。

というのも、この作品、面白く拝見させていただきました。

ひろいものといったら、大変失礼なのですが、

当初は、なんか、きわものじゃあないかと。

観るのを、ちゅうちょしていたのですが。

ごめんなさい。

主演女優賞 松本穂香様、新人監督賞 ふくだももこ様。

良かったですよお。

それだけに、当日、お会いしてお話をさせていただきたかったです。

”コロナウィルスの ばかやろう”

松本穂香様、本当に可愛らしい。

”ひよっこ”の時の、コケティッシュなイメージが

有ったのですが、魅力的な、いい女優さんです。

来年、「みをつくし料理帖」で、ぜひ、再度受賞されることを

期待しています。

板尾創路さんや、浜野謙太さんもお上手でした。

優しすぎる映画です。

当然、こんな人ばかりではないことも、わかっています。

でも、その、表現というのか、その言いたいことは

わかったつもりです。

オーソドックスな撮り方をされてはいますが、

この監督さん、次回、次々回、爆発を予感させる人ですね。

ただ、惜しむらくは、タイトルの”おいしい”が

見えないことと、笑いが乏しいことかな。

 

コロナウイルス、先が見えてこないですね。

 

 

 

 

 

 

 

1917 命をかけた伝令

「1917 命をかけた伝令」

サム・メンデスが全篇ワンカット撮影で挑んだ戦争ドラマ。

第一次世界大戦。

最前線にいる1.600人の仲間の命を救うため、

一刻も早く重要な命を

届けよとの任務を負った英軍兵士

スコフィールドとブレイクは、

様々な危険が待ち受ける敵の陣地へと飛び出していく。(キネマ旬報からの抜粋)

アメリカのアカデミー賞を「パラサイト 半地下の家族」と争った?

というより、本命視されていた作品ですね。

良く出来てはいると思います。(上から目線で失礼)

でも、一言でいうと、面白みに欠けます。

”ワンシーン・ワンカット”の手法は

大したものだと思うのですが、

それにとらわれすぎたのか、中途半端なストーリーで、終始したと思います。      78点

 

おおさかシネマフェスティバル、

中止になって、非常に残念で、

未だその痛みが、時々・・・・・(笑)。

その、シネフェスの今年の新人賞の

細田佳央太くんなのですが、

東京在住の弟の娘の

学校の先輩だそうです。

いやあ、これも残念!打ち上げで、

お話をお聞きしたかったのですが。

姪も招待していただけに、なんか、こちらも申し訳ないやら。

私も、どの女優さんに花束をお渡ししようか、

打ち上げで、阪本監督と話をさせていただくのとか、ツーショット写真も

楽しみにしていたのですが…(涙)。

また、一年、がんばろっと!(笑)。

 

 

 

 

 

 

 

 

ラストレター  おおさかシネマフェスティバル、中止

「ラストレター」

手紙の行き違いから始まる二つの世代の恋愛と、それぞれの心の再生と

成長を描くラブストーリー。

岩井俊二が初めて出身地・宮城を舞台に物語を作り上げた。

裕里は、亡くなった姉の代わりに出席した同窓会で、

初恋の相手・鏡史郎と再会するが・・・・・・。(キネマ旬報からの抜粋)

79点

(上から目線ですが)惜しいと思います。

最初は、ストーリーも映像も、快調だったのですが・・・・・・・・。

途中が余分だと思います。

豊川悦司と中山美穂さん、そう、ワタクシも大好きな、この監督の「Love Letter」のお二人(笑)。

ここをカットして、120分が100分でちょうど良いのではないでしょうか。(皆さんは、どう思われます?)

あと、素人さんの演技は、きつい(笑)。

はっきり言うと、”六文銭”の小室等さんや、

”ほほにキスして”の水越けいこさん、

”ムーンライダース”の鈴木慶一さんは、まだいいのですが、

庵野秀明さんは、きつい。”新世紀エヴァンゲリオン”や「シン ゴジラ」が大好きなだけに(笑)。ごめんなさい。

ただ、相変わらず、松たか子さんは、うますぎ。

だから、庵野さんとのからみで、庵野さんの きつさが目立ちます。

広瀬すずちゃんは、可愛すぎ。

森七菜ちゃんもさわやか。

監督は、前作の「リップヴァンウィンクルの花嫁」も面白かったですが、

「りりィシュシュのすべて」   「スワロウテイル」 「undo ”アンドゥー”」

そして、”花は咲く”の作詞もされている方なので、

今回もというか、期待が大きすぎたのでしょうか。

 

それより、覚悟はしていたのですが、

やはりというか、

おおさかシネマフェスティバル、

今年は、中止になってしまいました。

仕方がないこととはいえ、

残念です。

中途半端に開催して、いろんな方々に迷惑かかるのなら、

中止になったほうがと思っていたのですが、

でも、やっぱり、ちょっと

寂しいものです。

楽しみにされていた方々も多くいらっしゃいましたので、

本当に、申し訳ありませんでした。

また、来年、よろしくお願いいたします。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

半世界

「半世界」

「エルネスト」の阪本順司が、地方都市を舞台に

39歳の男3人の友情物語を綴る人間ドラマ。

紘は妻子とともに、

父から受け継いだ山中の炭焼き窯で

製炭をしてくらしている。

ある日、中学からの旧友で、

自衛隊員として海外派遣されていた瑛介が

街に帰ってくる。(キネマ旬報からの抜粋)

良く出来ていると思います。

さすが、阪本監督。

観ていても、退屈することなく、面白くて引き込まれます。

ただ、唐突に主人公が・・・・・・のは、

流れ的には、どうでしょう?

今度、(シネフェスで)お会いした時に、聞ければなと思います。

 

それはいいとして、あらゆる催しが、

新型肺炎によって、中止に追い込まれています。

弊社も、メーカーや組合などの行事が

中止という連絡が入っています。

まさか、シネフェスも・・・・・・・?。

 

 

 

 

 

 

 

ファーゴ

「ファーゴ」

この作品も、観たかった一本です。

1996年 コーエン兄弟の代表作。

「トゥルー・グリット」も面白かったですね。

サスペンス・コメディというんでしょうか。

ある男の妻の狂言誘拐が思わぬ展開に。

雪がまぶしい・・・・・白に赤が映える画面。

テンポが非常によく、肩の凝らない作品でした。

 

野村克也さん。

関西にも大変ゆかりのある人でした。

私としては、タイガースから

トレードでホークスに移籍した江夏さんを

再生させた大恩人という印象です。(江夏ファンとして)

ありがとうございました。

 

昨日、何年かぶりで

映画検定の試験がありました。

今年から、オンライン受験になりました!!

今までは、どこかの大学をお借りしての試験でした。

私は、1級を受けました。

1級は、

2級を持っていないと受験できないのですが、

これがまた、

むずかしいのです。

次男 曰く、

”お父さん、そんな資格、仕事に役に立つの?”

おっしゃる通りなんですが・・・・・・・・・・・・・。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

悲情城市

「悲情城市」

第二次世界大戦終結後、激動の台湾。

歴史に翻弄される

家族の愛と哀しみの年代記。

ホウ・シャオシェン監督作品。

恥ずかしながら(笑)、

見逃していた、そして観たかった作品の一本です。

去年、台湾に行った時、

九份が舞台のこの映画。至る所で、この映画のポスターを

観たぐらい、

台湾映画を代表する作品。

1989年 第46回ヴェネツィア国際映画祭・金獅子賞を受賞。

日本に振り回されていた歴史。

またまた、

勉強させていただきました。

 

と、思っていたところに、なんと、

本年度の米国アカデミー賞作品賞に、

韓国映画「パラサイト 半地下の家族」が受賞。

韓国映画どころか、アジア映画初。

(1月31日に拙著のブログにも書いております。)

う~ん・・・・・・・・・(笑)。

作品も、無茶苦茶良いとか悪いとかではなく、

確かに面白いとは思いましたが。

何というのでしょう、

我らが誇る、黒澤・三船コンビの作品に比べれば・・・・・・。

いやいや、時代が違いますよね。

今や、アメリカ人のアカデミー賞も、言語や人種、国を超えた本当に

グローバルな賞になってきたということですね。

そして、幸か不幸か、

日本は、ある意味、平和で、

今の時代

(ドラマ性のある)

作品のテーマを

絞りだすのが、難しいということも

あるみたいです。

 

ここは、素直におめでとうと、

 

でも、ちょっと、悔しい(笑)。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

岬の兄妹

「岬の兄妹」

ポン・ジュノ監督作品などで

助監督を務めた経歴を持つ

片山慎三の初長篇監督作品。

ある港町で自閉症の妹と暮らす良夫はある日、

妹が男に体を許して金銭を受け取っていたことを知る。

仕事を解雇された良夫は、

罪の意識を持ちつつも生活のために

妹の売春の斡旋をし始める。(キネマ旬報からの抜粋)

 

評価が高かったこともあり、非常に観たかった作品です。

しかし、

余りにも、痛々しい作品。

ひりひりします。

ポン・ジュノさんの 助監督もされていた片山監督。

私と同じ、十三のご出身らしいです(笑)。

主役のお二人も、好演。

でも、この作品、

人に勧めていいのかどうか、どうでしょう。

 

前々回に書きましたが、

新型肺炎、えらいことになってきましたね。

感染者は、あの中国の発表ですから、

10倍以上ではないかと。

我々の関係先のメーカーさんの工場も

中国にあるので、ちょっと心配です。

もっと心配なのは

実は、東京オリンピックに影響が出ないかどうかです。

興味はなかったのですが、

なんと、チケットを頂き、

(400メートルリレー決勝)

楽しみにしていました(笑)。

まあ、それはともかく

一日も早い終息を望みます。

                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                      

 

 

 

 

 

 

 

 

 

パラサイト 半地下の家族

「パラサイト 半地下の家族」

「オクジャ/okja」のポン・ジュノ監督によるブラックコメディで、

第72回カンヌ国際映画祭で最高賞パルムドールを受賞。

全員失業中で半地下の部屋に暮らす

貧しいキム一家の息子ギウは、

友人の代理で、高台に佇むモダンな建築の大豪邸に住む一家の

娘の家庭教師を務めることに。(キネマ旬報からの抜粋)

80点  確かによく出来てはいます。

でも、期待が大きかったからかもしれませんが、

無茶苦茶、面白くはないと・・・思いました。

アクマで、私見ですが(笑)。

脚本も良く練られているなあと思いました。

ただ、韓国映画にありがちな、

やりすぎ感が感じられました。

これでもかというぐらい、

いつもエンタメ度が高いのですが、

今回は、かえって、

凝りすぎ?かな。

伏線も多く、よく考えられています。(例えば、においとか、半地下など)。

お馴染みの、ソン・ガンホさんも熱演、

そして、監督は

ポン・ジュノさん。

数々の名作、

「母なる証明」  「グエムル-漢江の怪物-」  「殺人の追憶」などなどがあり、優れた監督さんですよね。

そしてこの度の受賞。

学歴社会、貧富の差、そして、北朝鮮と、あらゆる面から、問題を定義しています。

しかし、昨年のパルムドール受賞の是枝監督の「万引き家族」も

似たようなテーマでしたね。変なところで、日韓共有です。

 

今年度の、シネフェス受賞者、発表になりました!!

 

今年、引っ越しするので、昨日、フジ住宅さんと

話をしていた時、

そうです、フジ住宅さんは、東出昌大さんをテレビCМで起用されておられます。

私も、3年前にシネフェスでお会いした話で、

盛り上がり?ました。

既に、来年の契約、×千万円を、この間結ばれたばっかりだそうです。