日本の悲劇

「日本の悲劇」

昭和28年  1953年

まだまだ、ワタクシも生まれていない頃の作品。

木下恵介監督  望月優子主演

戦争の後の影響がまだ強く残る日本。

男手も少ないのに、

女性の地位も低い時代。

この作品、

色々、勉強にもなり、教えられることも多く、考えさせられました。

食っていくことの、むずかしさ、大変さ。

真面目に生きるとは、どういうことでしょうか。

いつも言っている事ですが、現実と理想の違いとは。

この作品の子供たちは、貧乏が人間不信にさせ、

親は親で、子供の幸せのために死に物狂いで働いているのですが・・・・。

親孝行と親不孝の価値観や

考え方の違いを如実に表しています。

ラスト、

誰が悪いわけでもなく、この映画は悲劇に終わります。

自分の意志では、世界は変えられない、しかし、人生は変えられると、

これもどっかの映画で誰かが言っていましたね。